レキオです。
いやー、久しぶりに文章を朗読させていただきました。それほど、機会があるわけではないのだけれど、朗読はいいです。
私が朗読の楽しさにあらためて気付いたのは、自分の子どもが産まれてからでした。少し大きくなった子どもに絵本を読み聞かせていたときでした。子どもにせがまれ、あるいは、こちらから進んで、昔話や、絵本を読み聞かせていたとき、なにかとても幸福な気持ちにとらわれたことがありました。
今回、emiiさんの企みで、久しぶりに朗読をしましたが、とてみも楽しかったです。
まず、朗読する文章を選ぶのが楽しかった。そして、それを聞いてくれる人が居るところで朗読するのは、さらに楽しかった。選んだのが、他人の表現でも、これを選んだ時点で、それは自らの表現へと変わるのだと私は思います。
私が選んだのは、福永武彦という人の『愛の試み』という小さな文庫本の冒頭でした。その最初の一節は「孤独」という文章で始まります。「人は孤独のうちに生れてくる。恐らくは孤独のうちに死ぬだろう。……」「愛の試み」というタイトルのエッセイがこの項目で始まることの意味をかみしめながら、この文章を読んでいた時期がありました。今回、これを選んで、そのことを思い出していました。
ゼミのメンバーそれぞれの朗読も、皆の生きることと深く関わった、興味深いものでした。それを活字ではなく、各の「声」で聞くというのは、最高でした。
emiiさんは、朗読を卒業制作にするといいます。彼女の朗読のとらえ方は、とても理にかなっていて、納得させられます。 これがどういう形で実を結ぶのか、楽しみにして待ちたいと思います。
本日は、今年最後のゼミでした。
みなさんがあらたに迎える一年が、素晴らしい年でありますように。
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